モリシタのこころを象るブログ

ホーム > モリシタのこころを象るブログ > わたしの建設キャリア日記 ~建設現場の裏側大公開!?~ 第9回

ここから本文です。

わたしの建設キャリア日記 ~建設現場の裏側大公開!?~ 第9回

2025年12月15日

 

バタバタと目まぐるしく着工準備をおこなっていると、あっという間に地鎮祭の日がやってきました!

工事を始める前に工事中の安全と、建物の完成、そしてその土地での安寧を祈願する大切な儀式です。
現場職員としては何度か出席することもありましたが、現場所長としては初めての式典です。

地鎮祭を行うまでに現場では縄張りと言って、実際に建つ建物の配置やサイズ感を把握するために建設予定地に縄やロープを張ります。
本当にこの位置で良いのか、サイズ感の誤認性はないか、そういったことも確認できるので、縄張りはとっても大事な作業なのです。

その時初めて建物のサイズ感を目で確認することができました。図面やCADなどで感じる建物のサイズ感と実際目で見るサイズ感の違いに少しびっくり。

式典当日は、現場敷地の四方を清める儀式で、お客様と一緒に現場所長として宮司さんの説明を受けながら儀式を行いました。宮司さんの言われるがままに「これでいいの??」と思いながら1箇所目、2箇所目・・・

3箇所目からは作法にも慣れてきて、工事の無事故無災害を祈りながら行うことができました。(//▽//)

式典の最後に、全員で記念撮影をして地鎮祭は終了し、

お客様や上司から、「これから頑張って」と激励をうけました。

早速翌週から基礎工事の着工で私自身も気合十分!!です。

地鎮祭が終わり、最初に行った作業が、基礎の下に建物を支える為の杭を打設する、杭芯の位置出しと基準となる高さ出しです。杭芯はその名の通り杭の中心であり、ここ!という位置に仮で印を付けます。高さは、基準となる地盤の高さから1メートル高い位置にわかりやすく見やすく印します。位置と高さを事前に職人さんに伝えると2日で10本の杭打設が終わりました。早い!!( ゚Д゚)

次に掘削作業です。
ある程度の位置を現場で明記し、細かい寸法や高さは事前に作成した図面を確認してもらいながら、順序よく掘削してもらいます!

掘り始めて数時間後、現場が騒がしいなと思い向かうと道路際の水道管から水が横向きの噴水のよう溢れていて現場はプチパニック!?
急いで設備屋さんに連絡し応急処置で水を止めてもらいました。とりあえずは一安心( ;∀
原因を探ると、給水管のジョイント部分が経年劣化していたようで、掘削をする振動でそのジョイントがすっ飛んでいき、あれよあれよという間に大洪水に!!

掘削初日から大波乱な出来事で大慌て(汗)
先行きが怪しい(^^;; と数日間はドキドキの連続でしたが、そのあとは何事もなく無事に掘削は完了しました。
墨出しでは後輩や上司に手伝ってもらい間違いのないように確認しながら、丁寧にできたところで、次は鉄筋を組んでいく作業です!

記事一覧

このページの先頭へ