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わたしの建設キャリア日記 ~建設現場の裏側大公開!?~ 最終回

2026年5月14日

ベテラン上司たちの「鷹の目」

中も外も仕上がれば、いよいよ社内竣工検査です。

これが施工管理者にとって、最も緊張を強いられる局面だと言っても過言ではありません(。-`ω-)

竣工検査では、

社内のチェックマン(上司)が隅々まで現場を巡視し、そのあとは書類をくまなくチェックしてくれます。内心“これは完璧だ!1つも指摘される箇所なんてないぞ!”と自信満々の箇所でも、数々の修羅場をくぐり抜けてきたベテラン上司たちは見る角度が違います。

いや、着眼点そのものが根本的に違うのです(◎_◎;)

当日は小動物のようにビクビクしながら検査対応にあたりましたが、私では到底想像もつかないような使い勝手の良し悪しや、細かな納まりの不具合を次々と発見されます。「ここの隙間、気になるなぁ」「鉄骨の柱の高いところ汚れてない?」

……え、ほんまや、全然気付かなかった(@Д@)

容赦ない指摘が次々飛び交います。

まるで鷹の目を持つ上司たち。私の「完璧です!ドヤァ」という自信は検査開始5分で木っ端みじんに粉砕されました(T^T)

指摘箇所は即座に写真に収め、是正リストを作成。協力業者さんたちに平謝りしながら、「すみません、あともう一息だけお願いします……!」と頭を下げ、一つひとつ丁寧に手直しを進めていきます。

細かな指摘はあったものの結果的には合格をいただきました。

自らが手掛けた建物を細部まで検査していただき、鋭い指摘までいただけるのはありがたいことで、これらはすべて次に活かせる貴重な知見となるのです。

 

引渡し

お引き渡しの日、お客様の事務所の打合せ室にて

書類関係の説明、鍵や備品関係の手渡し、各種設備の取扱説明等、引渡しの手順に沿って一つひとつ丁寧に説明していきました。

今まで何度も引渡しの場には立ち会ってきましたが、

実際に現場所長として、一から説明して手渡すのは今回が初めて。

緊張のあまり、真夏でもないのに顔中に変な汗が大量に出てきました

「え、えっと、こちらの書類が…」と声は裏返り、「この鍵は玄関で、こっちが…」と手を震わせながら、プロとして最後までしっかり説明せねば!と心を奮い立たせ、なんとか無事に全ての説明を終えることができました。

終わった後は汗でびっしょり

全ての引渡しを終え、ホッとしていると、急にお客様が立ち上がり、

「本当に立派な建物を造っていただき、ありがとうございました。」

と同時にごそごそと何かを取り出し始め、

 「感謝状」 

あなたは事務所新築工事において卓越した技術力と責任感 

そして女性ならではの細やかさをもって現場を統率し 

安全かつ円滑な工事進行に多大な貢献をされました 

よってここに記念品を贈り心から感謝の意を表します

「え…ええええ!!まさか感謝状!!」を読み上げてくださりました(T^T)

驚く間もなく、続いて“記念品” もいただき私は「ぁありがとうございますっ!!」と

その日一番の大声でお礼を言うと、「感謝状の時より声大きい!!」と突っ込まれてしまいました。(〃▽〃)ポッ

その場でみんな大笑い、雰囲気もほっこりと和み、改めてお客様に心からの感謝の言葉をお伝えしました。

 

半年間、毎日のように通い続けたこの現場。

息子を保育園へ送り届けたあと急いで現場に向かい、職人さんたちと打ち合わせをし、

 図面とにらめっこしながら納まりを考え、 時には想定外のトラブルに頭を抱えることもありました。

それでも、少しずつ形になっていく建物を見るたびに、

「いい建物にしたい」という想いだけは決してブレることはありませんでした。

お客様からいただいた感謝状は、努力が報われた何よりの証であり、 施工管理者としての大きな自信にもなりました。

建物は引き渡した瞬間から、もう私の手を離れ、お客様のものになります。

でも、ここで過ごした時間や、関わってくださった全ての方々との思い出は、

ずっと私の心の中に残り続けるでしょう。

「また何かあったらいつでも連絡してくださいね!」

建物は完成しましたが、お客様との関係はここからが本当のスタート。

これからも末永く、この建物を見守り続けていきたいと思います。

 

初めての引渡し、無事完了。

 次はもっと堂々とできるよう、これからも精進してまいります!

 

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